豚革も長い歴史があります。幅広い用途でつかわれています。特徴や手入れ方法など

レザーというと一般的に牛革が有名ですが、牛革に次いで多く使われているレザーが豚革です。
豚革はピッグスキンと呼ばれており、特に日本では多く使われています。
牛革は50万年前から使われてきた歴史がありますが、豚革も同様に長い歴史があり、特に日本では昔から国内での安定供給もあります。
それはまさに日本は豚を多く飼育していることも関係しているでしょう。
そのため、豚革のほとんどは純国産で、しかもそのほとんどが東京都で作られています。
 
豚革といっても、起毛加工したピッグスエードと透明感のあるアメ色の肌に仕上げたアメ豚などの種類があります。
豚革はイメージとして、牛革よりも材質は悪いと思われがちですが、実はそういうわけではありません。
むしろ、豚革は牛革とは違うメリットがあるため、高級ブランドの革製品にも豚革は使われているのです。
特に一部の良質の豚革で作られたアメ豚は最高級といわれる牛革のカーフスキンよりも価値が高いともいわれています。
 
豚革のメリットは、通気性が良くて摩擦にも強いという点にあります。
豚革の特徴は3つ1組で三角形の毛穴がある点で、これがあることで豚革の通気性が良くなっているのです。
本革は油分が多くカビが生えやすいものですが、豚革は通気性が良いため、カビが生えにくいので安心です。
柔軟性も高く加工しやすいので、様々な製品に加工しやすいのも大きなメリットでしょう。
 
 
牛革の5倍も薄くて軽く、それでいてポケットに入れた際の摩擦などにも強いので財布などにも適した革とも言えます。
それでいて、牛革のように豚革も経年変化を楽しむことができるのもメリットです。
安価でかつ使い勝手がいい、さらには長持ちする豚革は非常に今注目されています。
 
通気性がよくカビは生えにくいとはいうものの、豚革は水には弱いのでしっかりとメンテナンスは必要です。
手入れ方法としては、まず専用のブラシや柔らかい布で表面のホコリやチリを払い落とします。
その上で革用専用のデリケートクリームを塗布していきます。
この際、軽く塗るのがポイントで、塗りすぎた場合には乾いた布で軽く拭きとりましょう。
 
クリームを乾かしたら手入れは終了ですが、クリームはドライヤーなどで乾かすのではなく、日陰で自然乾燥するのがポイントです。
ただピッグスエードの豚革の場合は、クリームを塗ると特徴でもある起毛が寝てしまうので、ピッグスエードはスプレータイプを使用するのが望ましいでしょう。