注意が必要な爬虫類革、ブラッシングの方向など 革製品を長く使うために

いろいろな種類がある革製品の中でも圧倒的な存在感と宝石のような光沢があるのがパイソンやクロコダイルなどの爬虫類革です。
爬虫類革は希少価値が高く、手入れ次第では長く使い続けられる革製品です。
それでいて牛革のように手入れはそれほど難しくはありません。
ただ、それでも手入れ方法を間違うと、せっかくの爬虫類革の魅力を壊してしまうことがあるので注意が必要です。
 
 
一般的な革製品は、ブラッシングをしてクリームを塗り、天敵である水から守る防水スプレーをかけるのがスタンダードな手入れ方法です。
おそらく、それまで牛革などの革製品をお持ちだった方は、爬虫類革も同じように手入れしてしまうのではないでしょうか。
それどころか、爬虫類革は高価なため、より念入りに手入れしてしまう人もいるようです。
ですが、爬虫類革の手入れ方法は他の革製品とちょっと異なり注意しなければいけない点がいくつかあります。
 
 
まず大切なのがブラッシングする方向です。
牛革なども一定方向にブラッシングするのが基本ですが、爬虫類革の場合は特にウロコの流れに沿ってブラッシングしなければいけません。
何も考えずにブラッシングしてしまうと、鱗の流れとは別にやってしまうこともあります。
鱗の方向と逆向きにブラッシングすると、鱗がめくれてしまい状態が悪くなってしまうのです。
ですので、まずはブラッシングの前に鱗の向きを確認してからおこないましょう。
 
牛革などの革製品であれば、ホコリやチリを取り除いた後にクリームで栄養補給し艶を出しますが、爬虫類革の場合これは基本的に必要ありません。
なぜなら、爬虫類革はすでに独特の光沢があるからです。
やらないよりはやったほうがいい、と思うかもしれませんが、爬虫類革の場合はやらないほうがいいです。
 

下手にクリームを塗ってしまうと、革表面がくもってしまい爬虫類革独特の艶を消してしまったり、シミになってしまう恐れがあります。
ですので、爬虫類革製品の場合は、ホコリやチリを取り除いた後は、乾いた布で乾拭きして磨く程度でOKです。
ただ、爬虫類革も水には弱いですから、しっかりと防水スプレーは塗布し、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
 
爬虫類革の手入れは他の革製品よりも簡単で手入れしやすいのが特徴です。
ただ、簡単とは言え他の革製品とは手入れ方法が異なるので、そこだけは十分に注意しておきましょう。
そうすれば、いつまでも長く存在感のある爬虫類革の魅力を味わうことができるはずです。